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アルプス印鉄滑車製造部門閉鎖のご挨拶
拝啓 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てに預かり厚く御礼申し上げます。

弊社儀このたび設備の老朽化労働力の確保困難等々諸般の事情により本社の鉄滑車製造部門を本年9月末日を以ちまして閉鎖しコンドーテック株式会社さまに事業譲渡することになりました。
つきましては長年製販両面にわたりアルプス印鉄滑車に対しましてご厚誼ご支援を賜り心より厚く御礼申し上げます。

10月1日以降、アルプス印鉄滑車のご購入に関するお問い合わせは、コンドーテック株式会社さまの最寄りの支店または営業所にご連絡賜りますようお願い申し上げます。

今後株式会社秋長製作所は10年前に若い世代が立ち上げた物流事業「オフィス・ロジスティック・サポート事業本部」の更なる育成強化を図っていく所存でありますので何卒倍旧のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

まずは略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます。
敬具
   平成28年9月吉日
株式会社 秋長製作所  
代表取締役 長谷川 靖弘
アルプス印 鉄滑車
アルプス印 鉄滑車 株式会社 秋長製作所は物流荷役機器である、アルプス印鉄滑車の製造元であり、創業60年の老舗メーカーです。
アルプス印鉄滑車は型打鍛造品です。
(特別仕様品も製造しております)
ALPSのカタログはこちら
滑車のサイズ
イメージ1
75mm、100mm〜500mm。
滑車のサイズはシーブ(溝車)の直径を指します。
頭の種類
イメージ2
頭(滑車を接続する部分)には、フック、オフ、シャックルと3種類あり、フック、オフタイプは頭の部分が回転します。
製品はそれぞれスナッチ型とブロック型があります。
シャックルは頭の部分が回転せず、製品はブロック型のみとなります。
滑車の種類
イメージ3
滑車の種類には、スナッチ型、ブロック型、重荷用ブロック型の3種類あり、スナッチ型は、枠の部分が開くので、ロープの脱着が容易です。
(製品はフック/オフ共 1車と2車があります)

*弊社の製品では、1車は片開、2車は両開です。
ブロック型は、枠の部分が固定している為、ロープの端末から通すのですこし面倒ですが安価です。(製品はフック/オフ共 サイズにより1車と2車と3車があります) 重荷用ブロック型は、頭が固定され重作業用に製作されており頑強です。(製品はシャックルのみサイズにより2車〜6車があります) 。
重荷用滑車と普通の滑車との違い
普通の滑車は頭の部分が回転するため強度的に弱くなりますが重荷用はシャックルで頭が固定されているので非常に丈夫ですので重作業(重荷用)向きです。
滑車の強さの順番について
たしかに種類により強度の違いがあります(特殊なものを除いて製品の安全率は使用荷重の5倍です)基本的に スナッチよりブロック、フックよりオフ オフよりシャックルが強いと云われてます(これは構造上の違いによるものです)
滑車に掛かる荷重は使用荷重以内で使う理由
滑車の使用荷重は安全率5倍とれるよう設計されておりますが、これは作業中予測されない荷重が掛かったり(特に衝撃荷重等)又繰り返し荷重による金属疲労等に対して安全に作業が出来るためです。
よくある質問
シーブが割れてしまった
一番多い原因は、規定よりも太いワイヤーロープを使用した場合です。荷重をかけるとシーブにロープがくさびの様に作用して横方向に力が掛かり簡単に割れてしまいます。ご使用前に、適合するロープ径を確認してお使いください。
フックが曲がってしまった
使用荷重よりも、大きい荷重をかけた場合は(過荷重)、曲がってしまいます。使用荷重以内でご使用の場合でも、衝撃荷重がかかりますと、瞬間的に2〜3倍以上の荷重が発生しますので、フックが曲がる原因になります。衝撃荷重が発生しないように、ご使用ください。又一度変形したものは使用できません、ただちに作業を中止し交換して下さい。
シーブが回転すると変な音がする
油切れです、ただちに作業を中止しグリスを補給して下さい。給油頻度が多い場合 車軸にグルスニップル(給油口)の付いたものと交換すると便利です。
車径のわりにシーブの溝が大きいわけ
シーブの溝が大きのは、生産量の多いスナッチ型がロープの方向を変えるのに多用されてきた結果、荷重が少ないのに大きなシーブは必要ないため溝が大きくなってます。多少ロープ径が小さくても使用上問題ありませんが、使用頻度が高い場合又長期間連続使用の場合は、溝の合ったシーブを選定しなければなりませんのでご相談ください。
【使用上の注意】使用上の注意についてはこちらをご覧下さい。(使用上の注意/PDF:1.7M
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